マーチンゲール法の期待値を知って勝つ

ギャンブルゲームの攻略法の中でも、特に有名なものの一つが、マーチンゲール法です。

マーチンゲール法は、単純明快な戦略によって、ギャンブルを語る上でも非常に魅力的な題材となっています。

実際にマーチンゲール法を採用して、ギャンブルを行うことには様々なリスクもありますが、期待値の計算を丁寧に進めておけば、堅実に勝ち続けることは可能です。

今回は、マーチンゲール法の期待値について、マーチンゲール法を使ったオンラインカジノでの戦略について説明します。

50%に近い勝率のギャンブルで使う

50パーセントに近い勝率のギャンブルで使う
まず、マーチンゲール法を実際のギャンブルの現場に導入するにあたって、絶対に守っておくべき条件があります。

それは、勝率50%に近い独立事象のゲームを選ぶということです。

マーチンゲール法の基本理念は、「最初に賭け金を決め、一度勝ったら必ずその額に戻り、負けたら前回に賭けた額を2倍にして賭ける」というものです。

俗に、倍プッシュと呼ばれる倍賭けの法則を戦略化したもので、倍賭けの法則ならば、確かに勝ち続ける限り利益を出し続けることができます。

しかし、通常のギャンブルでマーチンゲール法を実行するには、いくつかの問題があります。

第一に、負け続けると賭け金が倍々に増えていくため、通常の資金力ではすぐに破綻をきたします。

最初の賭け金を1ドルに設定していたとしても、10連敗後の賭け金は1024ドルにもなりますから、それ以上の連敗は身の破滅を意味するといってしまっていいでしょう。

次の問題として、たとえ順調に勝利できたとしても、利益の期待値は高くないという点が挙げられます。

マーチンゲール法の倍プッシュは、あくまで負けを取り戻すために行うものなので、成功したとしても利益は最初に設定した賭け金に依存します。

つまり、どんなに苦労して連勝を重ねたとしても、マーチンゲール法で得られる利益は「最初の賭け金×勝利数」であり、一発大当たりといったギャンブル特有の大勝とは無縁の戦略になっています。

マーチンゲール法で、コツコツとでもいいから利益を出したいのであれば、とにかく賭け金が膨れ上がる前の早い段階で勝利を重ねられる高回転・高勝率のギャンブルを選ぶ必要があります。

加えてマーチンゲール法を行う際には、一回ごとのゲーム勝率が他の事象の影響を受けない「独立事象」のギャンブルであることも条件として重要です。

「独立事象」の条件を満たし、マーチンゲール法で安定して稼げるギャンブルとなると、オンラインカジノのソフトウェアルーレットが第一候補となるでしょう。

マーチンゲール法の期待値の出し方

マーチンゲール法の期待値の出し方
ルーレットには、カジノ側の利益として計算される「0」ポケットが存在するため、偶数奇数や赤黒の2択賭けであっても勝率は50%になりません。

しかし、「0」ポケットが一箇所のヨーロピアンルーレットであれば、勝率の期待値は48.64%となり50%にかなり近くなります。

これより高い勝率のギャンブルにはバカラがありますが、同じ掛け方を延々と繰り返すマーチンゲール法のやり方には、ルーレットが一番適していると考えていいでしょう。

次に、具体的なマーチンゲール法の期待値を見ていきますが、わかりやすいように勝率50%で計算していきます。

上記のように、ルーレットの2択賭けでは、計算よりも多少低い期待値になる点は、忘れないようにしましょう。

まず最初に勝率50%で連敗する確率を計算します。

単純に1回ごとに2で割っていくと、6回目で「1.563%」、10回目では「0.098%」です。

ざっくりいうと、100回に1~2回は6連敗が、そして1000回に1回は10連敗が発生する計算です。

1000回に1回であれば、大したことはないと思われるかも知れませんが、先に述べたようにマーチンゲール法で利益を出すには、とにかく試行回数が重要になってきます。

次にその試行回数を元にした期待値の計算を行います。

50%の勝率で2回ゲームを行うと「勝ち1、負け1」が期待値です。

マーチンゲール法では、勝ち1で負け全てを取り戻せるために、これで利益1が確定します。

そのまま1000回勝負すれば、500勝ち500負けで利益500が期待値になると考えます。

そして、最後に連敗確率と期待値を組み合わせて計算します。

利益5000を出すためには、1万回の勝負が必要です。

しかし、1万回の間には、10連敗が最低でも10回発生する可能性が高いと考えられます。

更に恐ろしいのは、1万回の試行では12連敗や13連敗を引く可能性が、1~2回は存在するということです。

13連敗時の膨れ上がった賭け金を準備できる人は少ないでしょうから、現実的にはどこかのタイミングで「損切り」の判断を下すことになるのです。

オンラインカジノは損切り判断がしやすい

オンラインカジノは損切り判断がしやすい
マーチンゲール法を実際に運用する際に、もっとも難しいのが、どの段階で利益と損失を確定させるのかという判断基準です。

オンラインカジノには、ベット上限値というものが設定されており、カジノ側で一度に賭けられる金額に上限が設けられています。

ベット上限値を利用することで、利益確定や損切りの判断をシステム任せに行うことが可能です。

ベット上限の低いゲームを選んでおけば、リスクを極力抑えた状態で、マーチンゲール法を繰り返すことができます。

短時間での利益を上げたい場合には、逆にベットの下限と上限が高いゲームを選択することで、期待値を自然とコントロールできます。

オンラインカジノと組み合わせれば、マーチンゲール法を期待値通りの成果に繋げることができるでしょう。

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