バカラで引き分けに賭ける意味はあるのか?

ライブゲームバカラ

トランプゲームの中ではあまり認知度が高くないバカラですが、カジノにおいては絶大な人気を誇っています。
どちらが勝つかを予測し2分の1に賭けるというシンプルなルールながら、奥が深く、中毒性があるため、「魔物のゲーム」とも呼ばれています。

そんなバカラには、プレイヤー側とバンカー側のどちらに賭けるかという二択だけではなく、三つ目の選択肢として、「引き分け」というものがあります。
配当が高いので、一発逆転を狙う場合に賭ける人もいますが、実際のところバカラで引き分けに賭ける意味はあるのでしょうか。
この記事では検証してみたいと思います。

バカラで引き分けにBETする際の期待値

バカラは、プレイヤー側とバンカー側のどちらが勝利するかを予測し、勝つと思った方にチップを賭けるというゲームです。
若干バンカー側が有利になるルールになっていますが、誤差に近いような差なので、実際のところはほぼ5分5分です。

この記事の中では、わかりやすくするためにプレイヤーとバンカーの勝率や配当は同じとします。
プレイヤーとバンカーには2枚ずつカードが配られ、その数値を合計した数の下ひとケタで勝負します。
9に近い方が勝ちとなります。

パーセンテージで表すと、プレイヤーが勝つ可能性が45%、バンカーが勝つ可能性が45%、引き分けになる可能性が10%です。
そして、配当は、プレイヤーもバンカーも2倍、引き分けは8倍です。
引き分けの場合はバンカーやプレイヤーに賭けていた額はそのまま戻ってきますので、引き分けを度外視して考えれば、プレイヤーとバンカーの勝率は50%ずつになるため、2倍という配当は妥当だと言えます。
単純なペイアウトの期待値で言えば100%です。

しかし、引き分けは10分の1の確率であり配当が10倍ではなく8倍です。
これは少し割の悪い賭けだといえるでしょう。
単純なペイアウトの期待値は80%になってしまいます。

TIE

引き分けにBETする場面は?

割が悪いとはいえ、8倍という配当は当たれば大きいという特徴を持っています。
そのため、一発逆転に賭けて資金を大きく増やしたい場合などは、引き分けに賭けるのもアリかもしれません。

例えば、軍資金が底を尽きる直前で、最後の1ドルをどこに賭けるかという場合などです。
また、バカラには流れが存在します。
その流れは、罫線と呼ばれる勝敗記録表を見るとわかります。
罫線を読み解いていく中で、「次は引き分けが来る」という流れを感じた場合は、確率論を度外視して引き分けにBETするのもありかもしれません。

まとめ

単純な確率論で言えば、バカラにおいて引分けに賭けるメリットはあまりありません。
しかし、一発逆転を狙いたい場合や、過去の対戦記録から考えて、次に引き分けが来そうだという流れを感じた場合は、あえて引き分けに賭けるのも一興です。