利便性が成熟していた決済手段

オンラインカジノの人気は決済サービスでも左右される

オンラインカジノは運営会社がそのサービスすべてを担っているわけではありません。
実はオンラインカジノは、運営会社、ソフトウェア会社、決済会社の3つの会社が関わりを持つことで成り立っているギャンブルです。
その3つの会社の中でもオンラインカジノの人気を左右するのは、ゲームに関わるソフトウェア会社のみのように思ってしまいますが、オンラインカジノの人気を左右するのはソフトウェア会社の力だけではありません。

オンラインカジノがターゲットとしているのは、運営会社のある自国だけではなく、インターネット環境が整えられている国すべてです。
そうした世界の国々をターゲットとしているため、オンラインカジノでは決済サービスも1つだけではなく複数用意しています。
運営会社が置かれる自国からの利用ならば決済も銀行振込を利用し簡単に行うことができますが、他国から利用する場合は同じ銀行振込でも海外送金となり、長い時間と高額な手数料が必要となってしまいます。
そうした他国からの利用でも自国からの利用と同じくスムーズに決済が行えるようオンラインカジノでは複数の決済サービスを用意しています。

オンラインカジノのプレイヤーが決済サービスに求めるのは速さと安さです。
速さとは着金までにかかる時間に対するもので、安さとは手数料に対するものです。
決済サービスが使いにくければ、どれだけ内容が面白くハイリターンを期待できるゲームを用意していても、プレイヤーはそのオンラインカジノに定着してくれません。
逆に決済サービスが魅力的であれば、多少ゲームの内容が面白味にかけていたとしても、リピートし利用してくれるプレイヤーを確保することができます。

このようにオンラインカジノの人気はソフトウェア会社の力だけではなく、決済サービスの内容によっても大きく左右されます。

多くのオンラインカジノで利用されていた決済サービス

現在のオンラインカジノの多くは電子決済サービスでの決済に力を注いでいます。
電子決済サービスとは、インターネット上に口座を作り、その口座を利用して決済をはじめとする資金移動を行えるサービスのことです。
インターネット上の口座に入金しておけば、世界中どこの口座にでもスムーズに資金を移動させることができます。
また、国外間の資金移動においての手数料は、海外送金よりずっと格安となるので、世界をターゲットとしたオンラインカジノにとってはまさに理想の決済サービスであると言えます。

現在のオンラインカジノにおける電子決済サービスの普及のきっかけとなったのが、ネッテラーという電子決済サービスの存在です。
ネッテラーは20年という歴史を持つ、電子決済サービスを提供する会社の中でも老舗会社として知られています。
設立されたのはカナダですが、2004年から本拠地をイギリス領のマン島に移しています。
マン島はギャンブルに対する審査の厳しさで有名ですので、そこで運営できているということは安全性において非常に優れているということになります。

そして、そのマン島からの認可だけでなく、ネッテラーはなんとイギリスの金融庁からも認可を受け、そのイギリスの金融庁の統制下で運営を行っています。
これはつまり、イギリスという国に認められているサービスであるということです。
万が一ネッテラーが経営不振などで突然サービスを終了することになっても、ネッテラーに預けている利用者の資金はイギリスによって保証されますし、ネッテラー側も金融庁の統制下で運営していることから常に気を抜くことなく、安全性の高いサービスを提供し続けています。

ネッテラーはそうした安全性に加え、利便性の良さにも優れています。
国外間の資金移動も短時間で完了させることができるので、海外の口座への資金移動にはとても役に立ちます。
また、その際の手数料も海外送金と比べて格段に安いので、そうした手数料の安さもネッテラーの人気の一因となり、多くのオンラインカジノの決済に採用されていました。

しかし残念なことにネッテラーは2016年の9月より日本市場からは撤退してしまいました。
その撤退の明確な理由は語られていませんが、日本の金融庁によるオンラインカジノへの締め付けの強化が理由だったと噂されています。
確かにその当時はオンラインカジノへの締め付けが厳しい頃でしたので、その噂も間違ってはいないでしょう。

ただ、その後日本では、オンラインカジノの利用で逮捕された方が不起訴を勝ち取ったりと、オンラインカジノには違法性はないことが次々と証明されていきました。
ですので、このネッテラーの撤退はオンラインカジノプレイヤーの間では大変悔やまれるものとなりました。

日本人プレイヤーから好評だった独自のプリペイドカード

ネッテラーはNet+カードというプリペイドカードを発行していました。
このプリペイドカードは日本人にとってはとても便利なもので、セブン銀行、ゆうちょ銀行のATMから直接ネッテラー口座への入出金を行うことができました。
オンラインカジノの決済サービスの中にこうして日本のATMから直接現金を引き出せるようなものはなかったので、Net+カードの存在が日本人とオンラインカジノの距離をぐっと縮めてくれました。

ネッテラーの日本市場からの撤退に伴いこのNet+カードも同じくギャンブル目的で使えなくなってしまったので、日本人プレイヤーにとってネッテラーの撤退はかなり大きな痛手となったことは間違いありません。
現在はこのネッテラーの特徴を引き継ぐ電子決済サービスがオンラインカジノの決済を担っていますが、ネッテラーほど便利で使いやすい電子決済サービスはまだ登場していないのが実情です。

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